入社して間もない社員でも障害厚生年金は受給できるか?

年金相談147

1af7d519f24fb5bd3036a78bc1763086_s最近、入社した女性従業員が、業務外で大怪我をしました。このままだと障害が残るかもしれませんが、入社してまだ3ヶ月くらいです。厚生年金には、入社時から加入しておりますが、障害が残った場合、障害厚生年金は受給できるのでしょうか?(2015年10月30日掲載)

回答147
まだ、けがをされたばかりということですので、今後、仮に障害等級の1級から3級に該当した前提としてご回答します。
けがをされたとときには、すでに、御社のほうで、厚生年金に加入されていたということで、初診日の要件は見たしています。
そうなると、次に必要なのは保険料納付要件ですが、
保険料納付要件とは、原則として、初診日の前日(今回であれば怪我をされた日の前日)において、その怪我をされた月の前々月までに国民年金の被保険者期間があり(サラリーマンの妻などの第3号被保険者でも自営業などの第1号被保険者でもかまいません)、かつ、保険料納付済期間と保険料免除期間を合わせた期間が国民年金被保険者期間の3分の2以上あれば満たすことになります。要するに、今まで保険料を滞納したことがなければ基本的に満たしています。
仮に、上記の要件が満たせなくても、現在は特例として初診日の前日において、初心日の属する月の前々月までの1年間において保険料納付済期間および保険料免除期間以外の国民年金の被保険者期間がなければ大丈夫です(要するに直近1年間で保険料の滞納がなければ大丈夫です)。

よって、これらを満たしていれば、たとえ入社から間も無くとも、障害厚生年金は受給できます。

※相談に対する回答は掲載日当時の法令に基づいております。その後の法改正に対応するものではありません。内容には万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は一切責任を負いかねます

障害年金と老齢年金の併給

年金相談18

36年間勤めた会社を2001年3月31日に退職しました。その後、2003年7月身障者3級認定を受けました。60歳から比例報酬分を受け取る予定(1944年1月生まれ)ですが、身障者の年金というのも合わせてもらえますか?(2003.8.5掲載)

回答18

3級の障害の場合、厚生年金から3級の障害厚生年金が支給される可能性があります(年金法上の障害等級3級に該当していることが必要)が、3級の障害厚生年金を受給するためには、初診日(初めてその病気またはケガについて病院にかかった日)に厚生年金の被保険者であること、つまり会社に勤めている間に病院にかかっている必要があります。もし、退職後にその病気またはケガについてはじめて病院にかかっているのであれば、障害厚生年金は支給されません。また、仮に障害厚生年金が支給されるとしても、老齢厚生年金と同時に受給することは出来ず、どちらかを選択することになります。

尚、初診日要件が満たせず障害厚生年金がもらえなくても、年金法上の障害等級3級に該当していれば、障害者の特例に該当することがあります。相談者の場合、本来、60歳から報酬比例部分相当の老齢厚生年金が、62歳から特別支給の老齢厚生年金が支給されることになりますが、障害者の特例が適用されれば、60歳から特別支給の老齢厚生年金が支給されます。ただし初診日から、1年6ヵ月以上経過していることが必要です。また、3級の障害の状態にあるかどうかは、医師の診断書によりで判断されます。

※相談に対する回答は掲載日当時の法令に基づいております。その後の法改正に対応するものではありません。内容には万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は一切責任を負いかねます。

障害年金と老齢年金

年金相談12

障害厚生年金(3級)を、3年前から受給していますが来年60歳になります。
他の年金は受けられますか?(2003.7.23掲載)

回答12

昭和19年4月22日生まれの方は、通常、60歳から報酬比例部分相当の老齢厚生年金が支給され、その後62歳から特別支給の老齢厚生年金が支給されます。しかし、相談者のように3級以上の障害状態にある方の場合は、例外的に60歳から特別支給の老齢厚生年金が支給されます(老齢年金の受給資格期間(原則25年)を満たしており、現に退職していることが必要)。
ただ、障害厚生年金と特別支給の老齢厚生年金は同時に受けることができないため、どちらかを選択して受給することになりますので、どちらか金額の多い方を選択することになります。
ただ、一つ注意点として、もし現在お勤めになっていて、60歳で退職されるとすると退職後、失業給付の受給が可能になると思います。失業給付を受給すると特別支給の老齢厚生年金は、全額支給停止になってしまいますが、障害厚生年金は、失業給付を受給しても支給停止になることはありません。特別支給の老齢厚生年金の額よりも、障害厚生年金+失業給付の額の方が多ければ、60歳になってもそのまま障害厚生年金を受給したほうがいいかもしれません。
失業給付の金額と特別支給の老齢厚生年金の額、障害厚生年金の額をそれぞれ比較検討して判断されるのがよいと思います。

※相談に対する回答は掲載日当時の法令に基づいております。その後の法改正に対応するものではありません。内容には万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は一切責任を負いかねます。