子の無い妻への国民年金の給付

年金相談142
b965cfb6415ff6a5190c61baf9204da8_s先日、夫が亡くなりました。夫は、自営業でずっと国民年金でした。25年以上は納めていると思います。
遺族基礎年金は、子供がいないと受給できないと聞きましたが、夫のかけた掛け金は無駄になってしまうのでしょうか?
(2015年10月21日掲載)
回答142
ご主人が納めた保険料がすべて無駄になることはありません。
ご相談者の場合、寡婦年金か死亡一時金のどちらかが受給できると思われます。
寡婦年金は以下の場合に支給されます。

・夫が国民年金保険料を25年以上納めていること(免除等の期間があってもかまいません)。
・婚姻関係が10年以上あること
・死亡当時、夫によって生計を維持されていたこと
・夫が、老齢基礎年金や障害基礎年金を受給したことがないこと

上記を満たせば、寡婦年金の受給が可能です。受給できるのは、ご相談者が60歳から65歳になるまでの有期年金となります。
金額は、ご主人が受給できたはずの老齢基礎年金の4分の3になります。

ただ、注意点があります。今回のケースでは該当しないですが、ご相談者が特別支給の老齢厚生年金あるいは、遺族厚生年金を受給できる場合は、寡婦年金と同時に受給することはできません。
また、ご相談者がご自身の老齢基礎年金を繰上げ受給してしまうと、寡婦年金は受給できません。

寡婦年金以外に死亡一時金というものもあります。これは、老齢基礎年金や障害基礎年金を受給しないで亡くなった場合で、その遺族が遺族基礎年金を受給でき無い場合に、一時金として支給されるものです。
金額は、以下のように納めた国民年金保険料の月数によって異なります。
3年以上15年未満・・・12万円
15年以上20年未満・・・14万5千円
20年以上25年未満・・・17万円
25年以上30年未満・・・22万円
30年以上35年未満・・・27万円
35年以上・・・32万円

死亡一時金と寡婦年金はどちらか選択となります。基本的には寡婦年金を受給されたほうが有利になるケースがほとんどですが、特殊な場合もありますので、よく検討してください。

※相談に対する回答は掲載日当時の法令に基づいております。その後の法改正に対応するものではありません。内容には万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は一切責任を負いか

夫にも遺族年金は支給されるのか?

年金相談139
d8af6f838a124f2acabeed235cfc38cb_s現在、私と妻と子供一人(10歳)の3人家族です。現在、保険の見直し等を行っている中で、ふと疑問を感じました。妻に万が一のことが起こった場合、私も遺族年金は支給されるのでしょうか?以前、夫には支給されないと聞いたことがあるのですが、どうなんでしょうか?ちなみに共働きで、妻も正社員として働いています。
(2015年10月16日掲載)
回答139
遺族基礎年金に関しては、たしかに以前は、「子のある妻」に対してしか支給されていませんでした。でも、この規定はどう考えてもおかしいということで、平成26年4月からは、性別については関係なくなりましたので、「子のある夫」にも要件さえ満たしていれば、遺族基礎年金が支給されることになりました。
よって、現在の状態で、奥様のほうに万が一のことが起こった場合には、遺族厚生年金と遺族基礎年金の両方が受給できることになります。
ただ、ご相談者が現在55歳未満ですので、遺族厚生年金については、お子様に受給権が発生することになります。
遺族基礎年金については、ご相談者が受給権者となり、受給が可能です。
ただ、お子様が18歳到達後の年度末を迎えると、お子様の遺族厚生年金もご相談者の遺族基礎年金も受給できなくなります。

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