老齢基礎年金を全部繰り上げした状態で再就職したら?

年金相談137

311228a4992d48ff0d4b5209933e6e77_s現在、老齢基礎年金を全部繰上げして受給しています。
この度、再就職して、そこで社会保険に加入することになりました。
今受給している老齢基礎年金はどうなりますか?
(2015年10月14日掲載)

回答137

再就職されて、厚生年金の被保険者になられるということですが、被保険者になって、調整(減額)されるのは、あくまで、老齢厚生年金ですので、老齢基礎年金を繰り上げ受給していても、今、受給している老齢基礎年金は、現状と変わらず、そのまま受給することが可能です。
ただ、現状で、老齢厚生年金も受給している場合は、そのうちの報酬比例部分と経過的加算相当額については、在職老齢年金のしくみが適用され、調整の対象となります(給与額や年金月額によっては、必ずしも調整されない場合もあります)。
また、加給年金も受給している場合は、老齢厚生年金が全額支給停止にならない限りは、全額支給されます。

ちなみに、再就職されて、その後、退職した場合には、当然に、老齢厚生年金が増額改定されます。

※相談に対する回答は掲載日当時の法令に基づいております。その後の法改正に対応するものではありません。内容には万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は一切責任を負いかねます。

年金の繰上げ

年金相談19

老齢基礎年金の繰上げ支給を受ける場合について、報酬比例部分は60歳から支給されることは存じています(昭和25年3月生まれ)が、繰上げ支給の対象となるのは基礎年金部分だけでしょうか?加給部分も繰上げ支給していただけるものなのでしょうか?
(2003.8.8掲載)

回答19

相談者の場合、60歳代前半はすべて報酬比例部分相当の老齢厚生年金のみが支給されますので、加給年金は、65歳からの老齢厚生年金とともに支給されることになります。老齢基礎年金を繰上げ受給しても、老齢厚生年金から支給される加給年金は繰上げされることなく65歳から支給されることになります。

※相談に対する回答は掲載日当時の法令に基づいております。その後の法改正に対応するものではありません。内容には万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は一切責任を負いかねます。

年金の繰上げについて

年金相談11

2003年5月で60歳です。昭和41年4月1日より勤務先の会社で4年間厚生年金に入り、その後自営業になり昭和46年7月1日より国民年金に納付始めました。現時点で60歳2ヶ月 納付月数385 未納月数12 以上ですが、65歳になる前に年金を受け取りたいと思います。
厚生年金、国民年金、それぞれどんなかたちで受け取る事ができるでしょうか?ご相談をお願いします。
(2003.7.23掲載)

回答11

相談者の場合、厚生年金に1年以上加入していますので、通常通りの受給方法ですと60歳から報酬比例部分相当の老齢厚生年金が支給され、62歳から特別支給の老齢厚生年金が支給されます。そして65歳からは、老齢基礎年金と老齢厚生年金が支給されることになります。
具体的な金額は、相談者の状況をもう少し詳しくお聞きしないと分かりませんが、仮に厚生年金に加入していた4年間の平均標準報酬月額を10万円とした場合の年金額は、60歳からは報酬比例部分相当の老齢厚生年金で年額38,400円、62歳からは特別支給の老齢厚生年金で年額126,000円、65歳からは老齢厚生年金及び老齢厚生年金が支給され、その額が年額765,300円となります(加給年金額等は考慮していません)。
以上が通常通り受給した場合です。このほかに、相談者の場合、老齢基礎年金を繰上げ受給又は繰下げ受給することができます。
65歳前に受給したいということなので、繰上げ受給についてのみご説明します。
繰上げ制度には全部繰上げと一部繰上げ(詳しい制度の内容は、e-年金相談.comの公的年金基礎講座をご覧下さい)がありますので、それぞれの場合でみていきます。

上記の例で60歳から繰上げ請求をした場合の年金額
60~61歳     62~64歳     65歳~
通常受給   38,400円  126,017円  765,317円
一部繰上  239,700円  292,270円  679,017円
全部繰上  541,700円  549,617円  549,617円

上記の例で61歳から繰上げ請求をした場合
60歳        61歳      62~64歳      65歳~
通常受給  38,400円  38,400円  126,017円  765,317円
一部繰上  38,400円 240,712円  240,712円  722,217円
全部繰上  38,400円 584,800円  592,717円  592,717円

また、参考までに、60歳から繰上げ請求をした場合のそれぞれの累積受給額をみてみると
通常受給の累積額が一部繰上げ受給の累積額を追い越すのは76歳、通常受給の累積額が全部繰上げ受給の累積額を追い越すのが75歳となります。
※これらはあくまで試算ですので、参考程度に考えてください。

※相談に対する回答は掲載日当時の法令に基づいております。その後の法改正に対応するものではありません。内容には万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は一切責任を負いかねます。